ダバオ市バスターミナルは、3月のパンデミック以降、新型コロナウィルス感染拡大による都市封鎖で、ダバオへの出入境が厳しく制限されていた長距離バスに対する運行制限が、封鎖規制の段階的な緩和と経済活動の再開に伴い、徐々に運行を再開し始めたと発表した。
同バスターミナルによると、今回の段階的な規制緩和によって、当局からの運行を許可されたダバオ発着の便数は1日最大300本であり、これは最初に当局によって規制が段階的に緩和された6月の決定、1日最大30本、一都市1本までに比べると、10倍の増加になるということだ。
今回の規制緩和で、ダバオ発着の運行便数が増加したことにより、同バスターミナルでは一日あたり7,500人の乗客を輸送することが可能になったという。しかしながら、都市封鎖以前は一日あたり40,000人の乗客、700本のバス運行を実施しており、まだ僅か20%程度しか、乗客人数は回復していないことになる。
乗客の減少は、新型コロナウィルス感染防止対策として、バスの収容人数に対して50%までの乗客人数制限が課されていること、乗客はそれぞれ2メートルのソーシャルディスタンスを確保する必要があることが原因であり、しばらくはこの状態が続くと見られている。また、マスクやフェイスシールドを身につけていない乗客のバスへの搭乗は拒否されるとういうことだ。