【コラム】ダバオとの出会い~ ダバオを初めて訪れたときのことなど~(4)

施設内は広く、歩いて回るには大変だということで、軽トラを改造したような車を利用した「シャトルバスツアー」に参加した。このツアーは、ガイドの説明がつき、途中何箇所かに停まって、おおよそ45分間かけて敷地の中をゆっくりと回った。そこには、鮮やかで色とりどりのまさしく南国と言った感じのたくさんの花が咲いていたし、施設の一画にあるバタフライガーデンでは、様々な蝶が飛び交っていた。

昼食は施設内の食堂で食べた。そこには、パークで栽培される有機野菜をふんだんに使ったサラダや、フィリピンの伝統料理、パスタなど、幅広い料理が用意されていた。ちなみにこの施設は、トリップアドバイザーの分類ではアウトドアアクティビティに属しており、紹介されている中でダバオ地区1位の評価を得ている。私たちがツアーで廻ったのはこの広大な敷地の一部分だったようで、この口コミサイトに書かれているようなジップライン、スカイサイクル、空中ブランコなどのアクティビティ施設を見ることはなかった。

空中ブランコ

数時間滞在し、エデン自然公園を後にした。その帰りの沿道はたくさんのフルーツにあふれていたが、それももう見慣れた風景になっていた。また、もうこの頃には、初めてダバオの空港に着いたときに漂っていたあの奇妙な香りがドリアンのものであることも知っていた。