【News】ミンダナオ開発庁(MinDA)、台風の被災地を支援

ダバオ市内

ミンダナオ開発庁(Mindanao Development Authority:MinDA)所長のエマニュエル・ピニョール氏は、先日フィリピンを襲った大型台風Rollyで被災した地域に対し食糧支援を行う用意があると発表した。

ピニョール氏は自身のFacebookページにて、ミンダナオの食糧生産者たちに対し、「台風で被災した地域の農業は大きなダメージを負った。ミンダナオの養豚および養鶏業者、漁業関係者が支援していくべきだ」と訴えた。そこでMinDAでは、PSI Air Cargo社と提携し、国内の隔離された地域に対し食糧を空輸するプロジェクト「Mindanao Food Skyway」を立ち上げると発表した。

同氏によると、11月12日に食料輸送の開始を計画しているという。さらに同氏は、このような事態になると先を見越し、PSI Air Cargo社に輸送機3機を手配するよう依頼していたという。また、既にそのうち2機は出発する用意が出来ているとのことだ。

一方ダバオ市は、これらの地域に対し金銭的な支援を行うか、まだ声明を出していない状況だ。今年7月の台風Amboの際には、被災した地方に対し700,000ペソを割り当てている。

ダバオ地方はコロナ禍で大変な状況である。そのような中でも、台風でさらに厳しい状況にいる人たちに対し支援を行う人たちがいる。