先日、ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は市長令52を発令し、10月29日~11月4日のUNDAS(死者をたたえるためのお墓参り)期間中に、すべての墓地を閉鎖すると案内していた。しかし、市企業経済局(City Economic Enterprise:CEE)の公式発表によると、10月29日木曜日からすべての墓地を閉鎖しているにもかかわらず、参拝者がいることを確認しているという。
CEE局長のマリベス・ルマクトッド氏によると、埋葬の儀式、故人の誕生日のお祝いや周忌の行事に対しては、墓地を開放しているという。また、市から市長令の例外が追加で出されており、40th day prayer vigilの場合については墓地に行っていいことになったという。
ルマクトッド氏によると、参拝できるのは収容人数の30%の人だけで、30分しか墓地内に入れないそうだ。さらにCCEによると、参拝者は故人の死亡証明書をもってくることが義務付けられているという。墓地の管理人が、入場時に確認するという。このように、市長令が出ている中、墓地はわずかであるが開放されている。しかし、コロナ禍における感染防止対策、さらにはセキュリティ対策も万全にして運営されているようだ。
サラ市長は、墓地に人が密集することを防ぐために、この期間の前後に墓参りをするよう呼びかけていた。事情によっては、この期間中も墓地に行かなければいけない人もいるかもしれない。公共警備および安全司令センター(PSSCC)長官のエンジェル・サマガイサイ氏は、墓地を訪れる際はマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保などの感染防止対策を徹底してほしいと呼びかけた。