【News】ニューノーマルの学校教育、今度は「子どもの出席」に課題か

ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、教育省に対して注意の電話をしたという。授業中にもかかわらず、屋外をうろついている子どもたちがいるという報告が数件上がっているからだ。機材や教具の問題など、多くの課題が出ているが、ここにきて新しい課題が生まれているようだ。

サラ市長は、ラジオ「87.5 FM Davao City Disaster Radio」において 、高校生もしくは大学生が屋外で会っているのを自身も見たと語った。そして、自分の子どもをしっかりと見ておくよう市民に呼びかけた。さらに同氏は、Buhanginにおいて屋外をうろついていた生徒と思われる未成年数名を警察官が捕まえたことにも言及した。同氏はこの事例と共に、このような役割は市役所ではなく、本来は学校関係者にあると述べた。

教育省はこの対応について、 授業時間中にしっかり家にいるか確認するために、 出席を取る仕組みを作るよう学校各位に要請した。教育省長官のジェニエリト・アティロ氏は、ラジオやテレビで学習を行なっている現況において、子どもたちの出席確認をすることは難しいと認めている。そのため同氏は、保護者に子どもたちをきちんと見てほしいと訴えた。

ニューノーマルでの学校教育が始まってから、教具の問題、出席の問題、機材不足の問題、様々な問題が出てきている。しかし、初めての試みであるし、この課題の数々を乗り越えていかないと教育の機会を確保することは難しい。出席問題についても「仕組み」が整い、改善されることを願うばかりだ。