ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、ナイトマーケットの再開前に、マーケット関係者の新型コロナウイルス陰性が確認される必要があると語った。これを受け9月1日、ダバオ市役所は、ナイトマーケットの運営に関わるすべての人に対して、新型コロナウイルスの綿棒検査を行うことを発表した。その対象は売り手、店主、納入業者、マッサージ師、警備員にまで及ぶ。
フィリピン政府が、新型コロナウイルスの脅威による公衆衛生上の緊急事態を宣言した3月12日から、ロハス通り沿いのナイトマーケットは閉鎖されている。そして7月初旬、サラ市長は、ダバオ市が修正された一般的コミュニティ隔離(MGCQ)に入ったため、マーケットの再開を検討していることを発表していたが、直前になって閉鎖の延長が決まっていた。
ナイトマーケットは今月中の再開を目指しており、営業再開に関しては売り手およびその他スタッフを25%にまで抑えることが求められる。また、再開にあたっては2週間の移行期間が設けられている。サラ氏は、最初は規制が厳しくなってしまうが、徐々に解除していくことを期待して欲しいと理解を求めている。
また同氏は、9月2日に爆破事件から4年目になることから、追悼式典を執り行うことを発表した。事件で亡くなった方々の家族および被害者が参加し、短い式典になるという。ロハス・ナイトマーケットの事件では、15人が死亡、69人が重軽傷を負っている。