地方警察署(Police Regional Office 以下PRO)ダバオ署長のMarcelo Morales氏は、ダバオ市警察より50名の警察官が、スキルとモラル向上のための教育プログラムを受けると発表した。
プログラムの正式名称である「PRO-11 Madayaw Program」は、地元の挨拶である「Madayaw」と、「Good」を意味する「dayaw」、さらにダバオ市警察のモットー「Making every day a way of change(日々変化前進)」の頭文字をとり、組み合わせたものだ。プログラムの目的は、不祥事が相次ぐダバオ市警察官のモラルを高めることだ。
ダバオでは最近、警察官の銃器の紛失や、既婚の警察官同士の浮気などの不祥事が相次いで報道された。Morales氏は、これらの問題が解決されない限り、市民は警察に対する信頼と敬意を失うだろうと述べ、教育プログラムにより、倫理的、精神的な成長を促すと説明した。また同氏は、モラルの欠如した警察官は行動を見つめなおす必要があり、権力に守られていると考えている警察官にも、法は平等に裁きを与える、と付け加えた。
PROは、四半期ごとにMadayawプログラムを開催していくと公表している。このプログラムで、警察官が各々の役割を再確認することが必要だろう。