3日(月)、運輸省傘下の陸上交通許認可規制委員会(LTFRB)は、新型コロナウィルス感染防止対策として、ジープニーも含む、全ての公共の乗り物を使用するドライバー及び乗客にマスクのみならず、フェイスシールドの着用を義務付けるとするメモランダムを公表した。
陸上交通許認可規制委員会(LTFRB)によると、この対策はできる限り早く導入する予定で、4日(火)に制度の詳細が公表されるという。現在発表されているところでは、フェイスシールドをしていない乗客らがジープニーやバスなどの公共交通を利用しようとした場合、乗車を拒否されるということだ。ドライバーはフェイスシールドを着用しての運転業務を遂行することになる。
また同委員会は、公共交通機関を利用するときの注意点として、バルターミナルなどの待合所ではソーシャルディスタンスを保つこと、手洗いや消毒などの徹底すること、不必要な会話を車内で控えること、携帯電話の利用も控えるように市民に呼び掛けを行っている。
ダバオ市内では、外出時のマスクの着用が既に義務化されている。当局は、マスクに加えてフェイスシールドの着用を義務化することで、公共交通機関を利用する際のウィルス感染リスクを軽減したいという意向であるが、マスクのみならず、追加でフェイスシールドと、ドライバーや市民の経済的な負担は増していくばかりである。