【News】ダバオ市はマスクの着用を義務化、違反者には罰金

ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、新型コロナウィルス感染を防止するため、ダバオ市として公共の場所、レストランやホテル施設内等では市民のマスクの着用を義務付け、違反者には罰金を課す考えであることを述べた。

この条例の草案は、ダバオ第三地区の市議会議員で観光委員会議長のオルティス議員が作成したものだという。ただ当初サラ市長は、自身の権限で罰金刑を課さない条例を設定する方向で準備しているとしていたが、今回発表された条例内容は、議会で承認を必要とする市民に罰金を課すものであった。

公共の場所でのマスク着用の義務付けは、公衆衛生の専門家の意見を踏まえて決定したものであって、新型コロナウィルス感染拡大防止策の一環であるという。マスクを着用することで自分が感染したり、他人を感染させたりするリスクを軽減することが期待されている。

この措置は、都市封鎖及び隔離政策が解除されるまで続けられる方針であり、違反者には、一回目が500ペソ、二回目が2000ペソ、三回目以降は5000ペソまたは禁錮1か月が課せられるという。ダバオ市は過去の条例においても導入時は取り締まりを強化する傾向があるため、条例施行期日については引き続き注視していきたい。