自然環境の保護を目的としたゾーニング条例の改正案により、一部が規制対象となっている、ダバオ市のマリログ地区およびパキバト地区の内陸リゾート。今回、これらの娯楽施設がサマーシーズンまでに営業を再開できる可能性が出てきている。
評議員のAl Ryan Alejandre氏は、この度の改正は市政府および対象企業双方のニーズを満たす解決策を提供すると述べている。
また、ダバオ市長が本改正案の承認を行い次第、当該企業はBusiness Permit(営業許可証)の取得をはじめとする、ダバオ市観光局(City Tourism Operations Office)および観光省(Department of Tourism)が定める条件を順守する必要があると説明した。
対象とみなされる内陸リゾートは10,000平方メートルの敷地を有する施設となっており、その総面積の2%(200平方メートル)のみをレストランや展望施設などの開発に利用し、残りは自然保護の一環である森林再生に利用される。
敷地の2%しか利用できないのは経営にとって痛手なのは確かだ。しかし逆に言い換えれば、エコツーリズムおよびアグロツーリズムの分野において、より持続可能なビジネスを切り開くことができるだろう。