
ダバオ市はその禁煙キャンペーンにより、公共の場で喫煙する市民の数が著しく減り、その成功を多くの都市が評価している。
本キャンペーンはドゥテルテ大統領が市長時代に立法した条例であり、保健省(Department of Health)からはRed Orchid Hall of Fame Awardを受賞し、アセアン地域の喫煙関連の調査を行っているタイのSoutheast Asia Tobacco Control Allianceからも認められたそうだ。
そして今回、ダバオ市の北西に位置するカガヤン・デ・オロ市はこのキャンペーンを、同市内でも取り入れる意欲を見せたのだ。同市政府はSmoke-Free Task Force of Cagayan de Oroと呼ばれる部隊を編成し、ダバオ市の禁煙キャンペーンを再現できるよう2日間の訪問を行ったとのこと。
訪問中、派遣団はダバオ市の政治的意志、組織的支援、徹底したマスメディアキャンペーン、検査、そしてタバコ産業と一切の交渉をしない姿勢など、同市の禁煙条例が成功した要素を発見したそうだ。
ダバオ市では同条例に違反した場合、1000ペソ~5000ペソの罰金、あるいは最大で懲役4ヶ月が科される。どうしてもタバコが吸いたい場合は、指定された屋外喫煙スペースを利用することをお勧めする。