ダバオ市図書館の一角に、オーストラリアコーナーが完成した。5月22日(火)、マット・キンバレーオーストラリア副大使とズレイカ・ロペス市行政官は共に、オーストラリアに関する本が並べられた、オーストラリアコーナーのテープカットを行った。
「これらの本は、教科書と物語の半々です。歴史や地理がフィクション仕立てになっている本もあり、子供たちは楽しく読むことができます」と副大使は説明した。また今後、移動式図書館にも本を提供する予定であることから、さらに多くの本がオーストラリアから寄付されるとのこと。
これらの本を読むことにより、ダバオ市民にオーストラリアとフィリピンの類似点を知ってもらいたいと話す。「最も重要なことは、我々に同じ歴史、宗教、多様な社会があるということを知ってもらうことです」と副大使は述べた。また、市図書館に来られない人々にも本を読んでもらうことも目的であるとのこと。
市司書のぺデリタ・バダール氏は、移動式図書館で、市内の遠く離れたコミュニティーにも出向くと述べた。また、新しいオーストラリアコーナーに関しては、以前からの中国コーナー、イランコーナーに追加設置されたと説明した。
「オーストラリアが最新の本を提供してくれることは、私たちの図書館にとって大きな助けとなります。またさらに多くのコーナーができる予定です。市図書館は間もなく、新しい4階建ての建物に引っ越します。これはダバオ市の図書館近代化プロジェクトの一環です」と氏は話した。
現在、移動式図書館は25のバランガイの学校に出向いており、特に自然災害の被害を受けた地域において、読書を通じて人々が災害への知識を得ることに焦点を当てている。