ダバオ市では7月3日、取り忘れた現金を返還するなどの善良な行為によって、持ち主を金銭的に救った若手警官が表彰された。
ダバオ市警察地方事務所(Police Regional Office:以下、PRO‐Davao)のスポークスマンであるMilgrace Driz警部の発表によれば、若手警官のClark Britanyl Saraum氏は7月1日、C. M. Recto通りの脇にあるLand Bank of the Philippines銀行のATMにて、機械に挟まったままの領収書および2万ペソを発見したそうだ。
同氏は現金の発見後、同銀行の警備員にその旨を伝え、本件はSan Pedro Police内の業務日誌に記録された。現金はその後、PRO‐Davaoの拠点であるCamp Quintin M Merecidoに届けられたとのこと。Driz氏は、今回の行動は地元警察への信頼を深めるものであること、警官の誠実さは人々の安全に貢献すると、Saraumが見せた行為を称賛した。
ダバオ市では、タクシー運転手や警官、一般市民などが、発見した所持品や現金を返還するケースが多数報告されており、このことから同市は正直な人々が暮らす都市として評価されている。もちろん、所持物の管理は自己責任であるため、大事なものを置き忘れないように心がけることも大切だ。