【特集】カダヤワン祭 2017 #3 「民族ボートパレードとファッションデザイン コンテスト」

カダヤワン

みなさんこんにちは、ダバオッチ編集部です。カダヤワン祭リポート第3弾は、「Sunbang Sinugdanan and Panagtagbo 」(=民族ボートパレード)と「HIBI KADAYAWAN」(=カダヤワン ファッションデザイン コンテスト)をお届けします。


まずは、今朝行われたダバオ川ボートパレードの様子を、戻りたてほやほやで(?!)リポートします。市内11の民族が、ボートを装飾し、収穫への感謝と、芸術、文化を表現。ダバオ川でパレードを行いながら紹介するというイベントです。ダバオ川の河口に近いTionco Field(ボルトン橋下)で行われました。

7時スタートの予定が、8時50分に最初のボートが登場する、、、というフィリピンあるあるでしたが、それはさておき(笑)装飾したボートはどれもカダヤワンらしく華やかで、早起きした甲斐がありました。

ド派手なものから、草花を使った自然派でシンプルなものまで、それぞれの民族の特徴ががよく表れていました。船首にドリアンやフィリピンイーグルが付いているものが多かったです。せっかくなので、全ボートをご紹介します!

最初のボートは、接岸に失敗して、正面のイーグルの顔がなくなってしまいました。残念!これもまたフィリピンらしいエピソードです(笑)

いかがですか?個性的な装飾の数々、お楽しみいただけましたでしょうか。各ボートには、ミス民族の「HIYAS SA KADAYAWAN 」が乗船。太鼓やドラのリズムを奏でながら、文字通り、鳴物入りという感じで登場します。とても華やかですね。

全てのフロート(船)が到着した後は、各民族の音楽とダンスが披露されました。同じミンダナオの民族なのに、音楽や踊り、衣装がこんなにも違うのか、と非常に興味深かったです。民族音楽も、ここでお伝えできないのが残念なほど、素敵でした。

そして、同じ時間帯には、ピープルズパークで「Dula Kadayawan」(=民族ゲーム)が行われていました。時間の都合上、少ししか見ることができませんでしたが、伝統の遊びやダンスを紹介したり、民族同士で競技をしたり、とても楽しそうでした。

真剣に行ってるのは、木の棒を使って弾いた木端で、組んだ枝を狙い、崩すというゲームです。もちろん、早く崩した人が勝ち。ステージ上からMCが実況しながら、各民族で競争する姿は、さながら「民族対抗運動会」のような感じで、とても盛り上がっていました。

また、昨夜は、SMラナンで、「HIBI KADAYAWAN」というファッションデザインコンテストが行われていました。カダヤワン祭や民族にインスパイアされたファッションアイテムをデザインするコンテストです。予選を勝ち抜いた参加者のデザインしたアイテムを、モデルさん達がファッションショー形式で紹介していきます。

バッグ、靴、アクセサリーがメインでしたが、民族が戦う時に着けていた装飾からインスパイアされたネックレスや、インドネシアから海を渡ってきた時の波をイメージしたものなど、どれも本当に素敵でした。優勝したのは、マラナオ族の装飾からヒントをもらったというネックレスでした。様々なつけ方ができるそうです。

プレゼンターとして、サラ市長もいらしていました。いつもお洒落な市長も、興味津々という感じでショーをご覧になっていましたよ。

それにしても、サラ市長、とても人気がありますね。ショー終了後は、一緒に写真を撮りたい皆さんに囲まれていました。お父様のドゥテルテ大統領を凌ぐ勢いではないでしょうか(笑)


さて、週末は、いよいよお祭りのメインイベントの「Indak‐Indak」(=ダンスパレード)と「Pamulak sa Kadayawan」 (=花山車パレード)です!ダバオッチレポートを、どうぞお楽しみに!

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