【特集】カダヤワン祭 2017 #5最終回 「フローラルパレード」

カダヤワン

みなさんこんにちは、ダバオッチ編集部です。20日の日曜は、カダヤワンのグランドフィナーレ「Pamulak sa Kadayawan」 (=花山車パレード)が行われました。エントリーは、地域団体や、企業のスポンサーフロートなどいろいろですが、こちらもいくつかのカテゴリーに別れて、コンテスト形式になっています。

どのフロートも本当に綺麗で、パレード気分(?!)を満喫することができました。遠目で見るとよくわかりませんが、収穫祭を祝うフローラルフロートということで、なんと本物のお花やフルーツでできています!とてもゴージャスですね。

近くで見てみると、、、、スイカとキャベツです!スイカの細工、美しいカーヴィングですね。


そして、この家は、なんとお豆でした。まわりも全て生花です。贅沢ですね。暑さでお花が枯れてしまわないように、時々、係の人が霧吹きでお水を掛けていました。数時間とはいえ、維持するのが大変ですね。

ダバオならではのグループも!MNLF(Moro National Liberation Front/モロ民族解放戦線)が、ミサイルのフロートを出していました。MNLFは、イスラム教徒の政治組織で、かつては分離独立を求めるフィリピンの反政府武装勢力でしたが、1996年の和平協定以来、ミンダナオの自治地域政府として存続しています。

フロートのメッセージは、「MISSILE-FREE BANGSAMORO HOMELAND」、『ミサイルのないバンサモロの故郷を』という、平和的なものでした。ミサイルを見て一瞬ドキッとしてしまいましたが、とっても素敵なメッセージですね!

どのようなコンセプトかはよくわかりませんが、スピーカーを積んだトライシクルで重低音を響かせて、自転車でパレードするちびっこギャングもユニークでかわいらしかったです。

結果発表。小さなフロートカテゴリー優勝者は、Palawan Pawnshop and Palawan Express Pera Padala、大きなフロートのカテゴリーは、IPI 、そして、特別部門の優勝は、 Davao Horse Clubでした。ポニーの馬車はとても可愛くて、子供達に大人気でした。ちなみに、カラバオ(水牛)もいました。

こちらも大人気だったカラバオ君。大勢の人に驚きながらも優雅にパレードしていましたが、取材に来ていた新聞社やTV局のカメラマンから、「笑って~!」とスマイルを強要され、ちょっと戸惑っていました(笑)

また、会場では、同時にドラムコンテスト「PITIK COMPETITION」も行われてました。今年から始まった新しいイベントだそうです。装飾したトラックから、リズミカルなドラムの音が流れてきて、会場を盛り上げていました。優勝は「Mati Drumbeaters」という市外のチームだったようです。

沿道には、様々な屋台があったり売り子がいて、こちらも面白かったです。バナナを揚げてカラメルを絡ませた定番のお菓子や、フルーツ、風船、帽子、サングラス、フェイスペインティング。無料のお水を配布してる場所もありました。

また、お土産物も売っていました。竹の筒は、日本のお祭りでもよく売っている、鳥のかたちをした水笛と同じものです。子供達が嬉しそうにピューピュー吹いていました。瓶の中にフィリピンの家の模型が入ったものは、精巧にできていて人だかりができていましたよ。

カダヤワンフェスティバル2017、いかがでしたか?ダバオッチでは、2017年カダヤワンフェスティバルを5回に渡り紹介してきました。一週間に及ぶお祭りは見どころ満載で、残念ながら全てのイベントを取材することはできませんでしたが、これをご覧になって、ダバオに関心を持ってくださったり、来年のお祭り見学の参考にしていただければ嬉し限りです。

今年お祭りを見に行かれた方も、行きかったけれど行けなかった方も、この特集を見て行った気になった方も、みなさま、是非また来年、カダヤワンでお会いしましょう!!

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