新年快楽!
皆さん、こんにちは。ダバオッチ編集部です。前回の記事では、チャイナタウンをご紹介しました。華僑は確実に地元に根付いており、ダバオも例外ではありません。フィリピンでは、中国の旧正月(春節)が休日に指定されています。今年の場合、1月28日がその日でした。
春節の習俗のひとつとして、お寺をお参りすることで神に感謝し、翌年もまた良い年になるようにとの願いをこめます。中国最大の都市、上海では数千人の人が上海で最も大きい龍華寺へ参拝に行き、幸運を祈るそうです。ここダバオにも、フィリピンで最大規模の仏教寺院があります。その名も、「Long Hua Temple」=龍華寺です。偶然かもしれませんが、上海にある有名なお寺と同じ名前です。今回編集部では、この龍華寺を取材してきました。
龍の寺を意味する「Long Hua Temple」。仏教徒のための釈迦の学校であり、僧侶と尼僧の邸宅でもあります。多くの中国人観光客や華僑、そしてフィリピン人がこのお寺を訪問し、参拝に来ます。
「Long Hua Temple」は、ダバオでもオススメの観光スポットのひとつです。なんと言ってもその魅力はフィリピン最大規模で、ミンダナオ島最大の仏教寺院であることと、見事な仏像と観音菩薩があります。
寺の建築物は、魅力的なものばかりです。壁にはイタリア製の大理石を使用しています。敷地内は、緑豊かで、穏やかな景色が広がります。寺院にヤシの木があるなんて南国独特の雰囲気で新鮮です。
正面の入り口から中に入っていくと、中央に池があり、その池に囲まれた三十二相八十種好、福耳が特徴的な石仏が笑顔で歓迎してくれています。なぜか仏様に見つめられると幸せな気分になってくるのが不思議です。
石像様の背後には本堂が見えます。本堂の左右には獅子と狛犬の石像があり、屋根には赤いオーブを中央にして左右に向かい合う二匹の龍がおり、寺の天井には中国の提灯が吊るされています。大きな香炉もあり、お線香をあげることも可能です。
こちらが本堂内です。正面に仏像があり、静かにこちらを見つめています。本堂内は履物を脱いで入る場所ですのでご注意ください。ここはとても神聖な場所です。壁には、四種類のフレームで飾られている賢明な教えが書かれていて、祭壇前には木魚、線香があります。
そして、本堂の裏には千手観音菩薩があります。ここはお参りをする場所になります。お線香をあげ、大きな香炉に置いて、静かに3つのお願い事をすると良いそうです。壁には、木彫りの彫刻が飾られています。この彫刻は、仏教徒の生活様式を表しています。
いかがでしたでしょうか。今回はフィリピンで最大規模の仏教寺院である「Long Hua Temple」=龍華寺をご紹介しました。フィリピンは大多数がカトリック教徒ですので、見所のある教会は数多く存在します。
ただ、ダバオにおいては、イスラム教徒のモスク、あるいは仏教徒の仏教寺院などもいくつかあり、こちらの寺院は宗教を問わず、拝観したい方は営業時間内であればどなたでも可能です。
また、拝観料は無料で、美しい建築物、彫刻、中国の仏像や観音像を鑑賞することができます。東南アジア独特の喧噪から少し離れて、お寺独特の静けさを感じることもできます。是非一度、訪れてみてはいかがでしょうか。
【基本情報】
日本名:ロン・ワァー・テンプル/龍華寺
英語名:Long Hua Temple
住所:Cabaguio Ave, Agdao, Davao City, Davao del Sur
入場料:無料
アクセス:空港から車で約20分
電話番号:N/A
URL:N/A
E-mail:N/A
営業時間:毎日(7:30~17:00)
地図: