【News】ダバオ市、ゴミ崩落事故受け再発防止策推進―新衛生埋立処分場の稼働目指す

ダバオ市は、2026年5月に衛生埋立処分場で発生したゴミ崩落事故を受け、新たな衛生埋立処分場について6月16日の運用開始を目指している。

現在、市政府と環境当局が連携し、ゴミ処理体制の立て直しに取り組んでいる。

新施設の開設に向けては、改修工事や安全対策の強化、環境基準への適合措置が数週間にわたり進められていると、環境天然資源省環境管理局(以下DENR-EMB:Department of Environment and Natural Resources–Environmental Management Bureau)が明らかにした。

DENR-EMBは6月12日に発表した声明で、「ダバオ市環境天然資源局(CENRO)を通じてダバオ市政府と協議を行い、市の廃棄物管理システムにおける是正措置および被害軽減策の進捗状況を確認した」と説明した。

今回の確認は、5月20日に発生したゴミ崩落事故を受けて実施されたもの。この事故では2人が死亡、2人が負傷し、1人が行方不明となっている。

当局は事故原因について、堆積物の不安定化が主因であり、長期間の豪雨が状況を悪化させたとの見方を示している。

DENR-EMBは、「停止命令では、ゴミの搬入を中止するとともに、回収活動の禁止および現場の安定化対策の迅速な実施を市に求めた」と述べた。

停止命令の発令後、環境当局は安全指示の遵守状況や復旧作業の進捗を確認するため、現地での日次調査と監視活動を続けている。

また6月7日には、市政府が異議申し立ておよび進捗報告の中で提示した暫定措置の実現可能性を評価するため、包括的な調査を実施した。

さらに翌8日には、ミンダナオ島を襲ったマグニチュード7.8の地震を受け、廃棄物処分施設の安定性への懸念が高まったことから追加調査を行った。

ダバオ市政府によると、新たな衛生埋立処分場では開設に向けた建設工事が継続している。

現在、荷下ろしエリアのコンクリート舗装、高密度ポリエチレン(HDPE)製防水シートの設置、埋立区画の段状整備などが進められており、これらは環境保護と運営上の安全確保に不可欠な工程とされている。

DENR-EMBの技術調査・評価チームによる現地確認では、新施設の整備が順調に進んでいることが確認された。

一方、既存の埋立処分場については、停止命令が完全に順守されていることが確認された。

調査では、ゴミの搬入や回収活動は行われておらず、周辺住民も全員避難していることが確認された。

また、新たなゴミ崩落を防ぐため、地盤整備や斜面安定化工事も継続して実施されている。

ダバオ市政府は現在、増加するごみ処理需要に対応するため代替施設の整備を進めており、新処分場の安全対策も着実に進んでいる。

ただしDENRは、6月16日という目標日が設定されているものの、安全基準および環境基準を満たさない限り、自動的に運用が始まるわけではないと強調した。その上で、「埋立処分場の運用は、施設の安全性が確認され、環境および安全基準への適合が検証された後に開始される」と説明した。

DENR-EMBとダバオ市政府は今後も連携を続け、追加評価を実施した上で、新処分場の正式な稼働可否について最終判断を下す方針である。

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