【News】ごみ処理場はこのままだと使えてあと2年、求められる一人ひとりの意識

ダバオ市環境天然資源局(Cenro)は、市民がゴミの分別を続けなければ、2023年には市のゴミ処理場が使えなくなるかもしれないと公式発表した。2021年には再生できないプラスチックの使用が禁止されるなど、ダバオ市民のごみ問題への一人ひとりの意識が求められているようだ。

2008年にTugbok地区に設けられたNew Carmenごみ処理場は11.75ヘクタールの広さを有しており、当時のCenro局長のElisa Madrazo氏は2015年にはごみでいっぱいになるよう設計されているとコメントしていた。ごみ処理場は5~8年の運用を見込んで設計されているためだ。しかしながら、現Cenro所長のMarivic Reyes氏は、ごみ処理場の整備作業や、一部の家庭が継続してごみの分別に協力してくれたため、ごみ処理場は予定よりも長く運用することができていると語った。

さらに、Reyes所長は、処理場の整備作業を現在も進めていると語った。それだけでなく、処理場を拡大するために追加で10ヘクタールの土地を購入する計画があることも明らかにした。この拡張計画については、2年以内に開始する予定だという。

また、ごみを焼却する際の熱エネルギーを利用する発電プロジェクト(waste-to-energy project: WTE)という、固形ごみの処理問題の解決策となる計画についても案が出ているという。しかし、Reyes所長は、焼却炉から出る灰を処理場で処分する必要があるので、ごみ処理場の整備をまだ待つ必要があるとコメントした。

コロナ禍に入り、大型商業施設や各事務所が休業となっていることで、ダバオ市の1日あたりのごみの量は減っている。しかし、その分家庭ごみの割合が増えているのが現状であり、各家庭の協力が一層求められている。Reyes所長は、周知する活動を続けているにもかかわらず、依然としてダバオ市民はごみの分別をおこなっていないと認めた。このことは、条例などでも義務付けられているものである。

New Carmenのごみ処理場は、最大で70万トン~80万トンのごみを埋め立てることができるが、現在は90万トンのごみが集められており、その上限をかなり上回った状態である。埋め立て用地を確保するといっても、長く使っていけるようにするには、一人ひとりのごみ分別への協力が求められるだろう。さらに、ダバオ市では、2021年には再生できないプラスチックの使用が条例で禁止されている。ごみ分別や製品の選び方など、ダバオ市民の一人ひとりにはさらに環境を意識した行動が求められている。