こんにちは、ダバオッチのとわです!
3月19日(木)、20日(金)の2日間、ダバオのフィリピン医療センター(以下SPMC)は、ひときわ熱い活気に包まれていました。
今回ここで開催されたのは、株式会社NGUと明治大学ボランティアサークルMIFOによるチャリティフードフェア。言葉も文化も異なるフィリピン・ダバオの地へ、日本の学生たちは一体何を求めてやってきたのか?慣れない環境でのハプニング、現地の人々との温かな交流、そして小児がん支援施設「House of Hope」へと繋がる想い。そこには、単なる「ボランティア」という言葉では片付けられない、学生たちの真っ直ぐな情熱が詰まっていました。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
主催団体について
株式会社NGU (Never Give Up)
教育支援を目的とした非営利プロジェクト。今回で9回目となるダバオでの「ボラ旅」を開催。
【Instagram 】https://www.instagram.com/ngu_volunteer?igsh=YnFtdmowcHMzeG14&utm_source=qr
MIFO (Meiji International Friendship Organization)
明治大学公認の国際ボランティア団体。「国際交流を通じて成長できる場を提供する」を理念に、東南アジアで活動中。
【Instagram】https://www.instagram.com/mifo_meiji_volunteer?igsh=M2htc3NjOHkzeHhs&utm_source=qr
【Facebook】https://www.facebook.com/share/1DWk5tH6xN/?mibextid=wwXIfr
「日本×フィリピン」の融合!ここでしか味わえない限定メニュー
イベント当日は、学生たちが試作を重ねて考案した、両国の食文化を掛け合わせたユニークなメニューが並びました!
- アドボテリヤキ丼:フィリピンの家庭の味「アドボ」に、日本の「テリヤキ」の旨みをプラス。フィリピン人も大好きな味付けで、初日から注文が殺到する人気メニューとなりました!
- おにぎり:日本のソウルフード!シンプルながらホッとする味わい。なんと日本米を持参して炊き上げた、こだわりの一品です。
- 抹茶プト:フィリピンの伝統的な蒸しパン「プト」に日本の抹茶を融合。ほんのり香る抹茶の風味が絶妙で、日本とフィリピンの架け橋となるような優しい味わいでした。
- 抹茶ラテ:本格的な抹茶の香りが楽しめる一杯。こちらも抹茶が好きなフィリピン人に大好評でした!
フードフェアでの売り上げは、現地の小児がん患者支援施設「House of Hope」へ寄付されます。
予期せぬトラブルを救ったのは、現地の「温かさ」
イベント初日、オープン直後から多くのお客さんで賑わいを見せましたが、その裏側はまさに「ハプニングの連続」でした。
「ご飯が炊き上がるのが間に合わない!」「予想以上の注文でパニック!」「急遽メニューを変更しなきゃ!」
あまりの忙しさに、売り上げの管理も手元の紙袋を切り開いてメモ代わりにしていたほどです。

次々と襲いかかる予期せぬハプニング。しかしその都度、学生同士で話し合い、現地のスタッフと協力して乗り越えていく姿が非常に印象的でした。
特に驚かされたのは、フィリピンならではの「寛容さと協力体制」です。
急遽、キャッシュレス決済の「GCash」で払いたいという要望が出れば、現地の人に協力してもらい即座に決済ルートを確保。またクーラーボックスや椅子が足りなくなれば、近くで路上販売をしているフィリピン人が快く貸してくれる。さらには炊飯器が足りず、ホテルから借りてきて稼働させるという、日本ではなかなか見られない柔軟な光景も。
NGUやMIFOのメンバーだけでなく、地域の人々が一体となってイベントを作り上げている——。そんなダバオらしい温かさが、トラブルを最高のスパイスに変えていました。
深夜3時まで準備した、こだわりの「日比融合メニュー」

今回の目玉は、なんといっても学生たちが試行錯誤を重ねた「抹茶シリーズ」です。 特にフィリピンの伝統的な蒸しパン「プト」に抹茶を掛け合わせた「抹茶プト」は、なんと学生たちが夜中の3時までかかって手作りしたものとのことでした!
一口食べると、ほんのりとした抹茶の風味が口いっぱいに広がり、フィリピンと日本の文化が絶妙にマッチした優しい味わい。SPMCのスタッフさんや、訪れた日本人客からも「美味しい!」と笑顔がこぼれていました。
食という共通言語を通して、言葉の壁を越えた会話や交流が生まれる。その光景こそが、このフードフェアが目指した一つの形なのだと感じました。
今回の活動に対する想い
2日間の激闘を終えたそれぞれの団体の代表に、今回のプロジェクトに対する思いを聞きました。
株式会社NGU代表 高綱純也さん
フィリピン・ダバオでの活動を2017年から始め、今年で9年目に突入しました。継続的な支援を行う中で毎回、より良い活動になるよう、そして何より今回は参加してくれる学生たちにとって良い経験となるように、事前準備から頑張ってきました。次回は2026年9月頃、10回目となるフィリピン・ダバオでの活動を計画中です。詳細はこれからですが、今回よりも大きい会場を借りて、さらに規模を拡大したプロジェクトを考えています。また、次回は学生だけでなく社会人参加も受け入れる予定なので、皆様の奮ってのご参加お待ちしております!
MIFO海外部隊リーダー まりかさん(写真左)
今回、MIFOとしては2度目となるダバオでの活動でした。前回はマグサイサイのあたりで行ったのですが、人があまり集まらず売上もあまり出せなかった反省を生かし、現地の協力も得つつ、今回は場所選びからこだわりました。
自分たちにとってこの2日間のフードフェア自体はあくまで手段であり、目的は現地の孤児院の子どもたちを支援することです。そのため、フードフェア中も、ただ買ってもらうのではなく、困っている子どもたちのためになるという点を常に意識して販売していました。
またHouse of Hopeへの支援についても前回は、なかなか外で遊べない子どもたちのためにおもちゃを提供しましたが、今回は現地の要望を再確認した結果、米などを支援物資として提供する予定です。
このようにMIFOは学生が主体となって活動を行なっており、今後もダバオで継続的な支援の輪を広げていきたいと考えています。
草の根から広がる、日比の新たな70年へ
この2日間、日本の学生達がダバオの地で汗を流し、現地の人々と手を取り合う姿を見て、その「尊さ」を肌で感じました。
単なる「支援」という枠を超え、食を通して繋がり、ハプニングさえも共に乗り越える。それこそが、国境を超えた真の国際交流の姿なのではないかと実感しています。
その中心にいたリーダーお二人の姿も、強く心に残りました。 NGU代表の高綱さんは、学生たちへ差し入れを買う際、近くの店で買うという利便性よりも「お世話になった人から買いたい」と遠くの馴染みの店へ足を運ぶほど、一人ひとりとの「縁」を大切にされる方。その背中には、高綱さんが9年間かけて築いてきた揺るぎない信頼が宿っていました。 また、MIFOリーダーのまりかさんは、現場が過酷な時ほど笑顔を絶やさず、その明るさでチームを鼓舞し続けていました。
国と国との外交はもちろん重要ですが、今回のような学生たちによる「草の根レベルの交流」の積み重ねこそが、両国の絆をより強く、太くしていくのだと思いました。
今年は日比国交正常化70周年という大きな節目であり、同時に新たな始まりの年でもあります。 今回生まれた小さな温かな輪が、やがて大きな架け橋となって次世代へ繋がっていくことを願ってやみません。
《この記事を書いた人》
ダバオッチのとわ🚹(21歳)
東京の大学3年生🧑🎓フィリピン専攻🇵🇭(現在はインターンのため休学中)
大学では体育会弓道部に所属🏹
居酒屋では必ずチキン南蛮を注文します!普段はダバオッチ公式SNSをメインに活動中。ダバオで暮らす方々のための情報はもちろん、まだ「フィリピン・ダバオ」に出会ったことのない日本の方々にも、この街の魅力を伝えていきます!

教育支援を目的とした非営利プロジェクト。今回で9回目となるダバオでの「ボラ旅」を開催。
明治大学公認の国際ボランティア団体。「国際交流を通じて成長できる場を提供する」を理念に、東南アジアで活動中。


ダバオッチのとわ🚹(21歳)



