海外労働者福祉庁(以下OWWA:Overseas Workers Welfare Administration)は「GCash」と提携し、海外フィリピン人労働者(以下OFW)が「GCash」アプリを通じて会費を支払える仕組みを導入した。OFWは今後、「GCash」の「Bills Pay」機能を利用し、いつでもどこでも安全かつ便利に会費を支払うことができる。
この取り組みは、中東情勢の影響が続く中、フィリピン人にとって安全で信頼性が高く、アクセスしやすいデジタルサービスの重要性が高まっていることを背景に実施された。
OWWA会員資格は、緊急帰国支援や再定住支援に加え、医療・法律支援、生計支援プログラムなどの社会的サービスを提供する。会員更新のデジタル化により、危機的状況においても支援を継続的に受けられることことが期待されている。
OWWAのパトリシア・イヴォンヌ・PY・カウナン長官は、「『GCash』を通じたOWWA会員更新のデジタル化は、海外で働く同胞のために当庁が進める近代化の重要な取り組みの一環です」と述べた。その上で、「民間セクターの協力により、海外労働者に政府の保護と安心を届けられることを心強く思います」と語った。
カウナン氏は、覚書(MOU)署名式において、「GCash」が推進するデジタル金融の取り組みにも言及し、金融リテラシーの向上を含む経済的包摂の推進に寄与していると強調した。そのうえで、これらの取り組みは、海外就労を「必要な手段」ではなく、持続可能な生計の選択肢とする国家目標の実現に貢献すると述べた。
OWWA会費は、2026年4月16日より「GCash」アプリから支払い可能となる。また、危機対応支援の一環として、取引手数料は3か月間(2026年7月16日まで)免除される。
支払い方法
- 「GCash」アプリを開く
- 「Bills(支払い)」を選択
- 「Government(政府)」からOWWAを選択
- 個人情報と参照番号を入力し、支払いを完了する
- この他にも、「GCash」を通じて送金、国内請求書支払い、貯蓄、融資、保険、投資サービスを利用でき、家計管理や家族とのつながり維持に役立てることが可能
- 詳細は www.gcash.com を参照
「GCash」公共部門責任者であるクレオ・サントス氏は、「OWWAとの提携により、行政サービスを含む、安全で便利かつリアルタイムのサービスをより幅広く提供できるようになりました」と述べた。その上で、「包括的なデジタル金融エコシステムを通じた、金融サービスの利用拡大を目指すことが可能となるでしょう」と強調した。
OWWA会員制度の「GCash」システム統合は、海外フィリピン人労働者(OFW)支援強化に向けた長期的な共同の取り組みに向けた重要な第一歩である。
「GCash」はデジタル技術を活用し、行政サービスを補完しながら、海外にいるフィリピン人がどこにいても保護され、つながり、支援されることを目指している。






