フィリピン情報通信技術省(以下DICT)は、2026年1月5日、ダバオ市の通信環境が不十分、または未整備の地域を対象に、モバイルデータ付き「バヤニハン(Bayanihan)SIMカード」5万8,380枚を配布すると発表した。
DICTダバオ技術運用部門の担当責任者であるエドゥアルド・トゥキブ技師によると、本事業は学生および教員に対し、デジタル学習やオンライン教育資源の利用環境を提供することを目的としている。
同事業は「バヤニハンSIMプロジェクト」の試験導入として実施され、地理的に孤立し不利な条件に置かれた地域に暮らす学生が優先対象となる。
配布されるSIMカードには、毎月25ギガバイトの無料モバイルデータが1年間付与される。
通信回線は大手通信事業者のスマート社およびグローブ社が提供し、内訳はスマート社が1万6,680枚、グローブ社が4万1,700枚である。
また、本プロジェクトにおいて通信事業者は、通信環境が不十分な地域での電波品質の改善および、未整備地域における移動体通信施設の新設を求められている。対象地域の選定は、教育省(DepEd)と連携して行われた。
対象校には、ダバオ・デ・オロ州のアワオ小学校、ナプナパン国立高校、キラグディング国立高校、タリアン小学校、プロスペリダッド小学校、ボリンゴット小学校、パナミン小学校、バルボ小学校、アンディリ国立高校、カマンランガン小学校が含まれる。
このほか、ダバオ・デル・スール州のマルポ小学校、ダバオ・デル・ノルテ州のサン・イシドロ小学校、バロボ小学校、サガイェン小学校、ダバオ・オリエンタル州のL・タマイ小学校およびマラガタス小学校も対象となっている。
さらに、ダバオ・オクシデンタル州では、ウィリアム・ジョイス・シニア小学校、ドン・マルセリーノ国立高校、ハーデン・ジョイス統合学校、カリアン小学校、フリアン・M・トゥラド小学校が対象校として指定された。
トゥキブ技師は、本事業の実施期間は12か月間であり、現時点では事業継続に関する協議は行われていないと説明した。






