【News】ドゥテルテ下院議員、海外渡航巡る批判に反論 ー「すべて下院の正式許可を取得」

ダバオ市役所

ダバオ市第1選挙区選出のパオロ・Z・ドゥテルテ下院議員は、海外を巡る「ワールドツアー」を行っているとの報道を否定し、自身の渡航はすべて下院(House of Representatives)から正式な渡航許可を得たものであると説明した。

ドゥテルテ議員は2025年12月11日に発表した声明の中で、「まず最初に明確にしておきたい。私のすべての渡航は下院から正式なトラベルクリアランスを受けている。政府では、渡航許可書に想定されるすべての経由国や乗り継ぎ国を含めるのが通常の手続きである」と述べた。

また、経由国を記載する理由について、「フライトや経路が変更された場合、必要書類の再発行が困難になるためだ」と説明した。

同議員は、オランダ・ハーグで拘束されている父、ロドリゴ・ロア・ドゥテルテ前大統領を訪問する際にも、同様の手続きを取ってきたとし、「これは標準的な手続きであり、贅沢でもパフォーマンスでもない。純粋なコンプライアンスである」と強調した。

さらに、「ワールドツアーではない。仕事であり、家族としての責任であり、そして市民のための継続的な奉仕である」と述べた。

ドゥテルテ議員は、政治的な雑音に気を取られることなく職務を続ける姿勢を示し、ダバオ市民に対しても批判的な声に影響されないよう呼びかけた。

批判者たちは洪水対策事業や社会福祉開発省(DSWD)を巡る汚職問題を弁護できず、「もはや陳腐になっている」と指摘した。

17か国への渡航申請

これに先立ち、ドゥテルテ議員は下院議長ファウスティーノ・ディ3世に対し、少なくとも16か国を訪問するための渡航許可を申請していた。

本人によると、本来は機密扱いであるべき申請書が、下院関係者によってメディアに漏洩したという。

申請書には、「2025年12月15日から2026年2月20日まで、香港、中国、マレーシア、インドネシア、韓国、日本、ベトナム、カンボジア、米国、オーストラリア、英国、オランダ、ドイツ、フランス、ベルギー、イタリア、シンガポールを訪問するため、渡航許可を要請する」と記されている。

また、渡航費用はすべて私費で賄うと明記されていた。

下院内からの疑問の声

一方で、ドゥテルテ議員の約2か月にわたる海外渡航について、下院の一部議員から疑問の声が上がっている。

ACTティーチャーズ党のアントニオ・ティニオ下院議員は、「国会議員にはより高い公共サービスの基準が求められる」と指摘し、「彼は地区代表なのか、それともミス・ユニバースなのか」と皮肉を交え批判した。

また、ビコル・サロ党のテリー・リドン下院議員は、ダバオ市のインフラに関わる議会審議に出席できる体制を確保すべきだと述べた。

これに対しドゥテルテ議員は、「批判者は行動よりもドラマを好むが、ダバオ市民は私の仕事のやり方をよく知っている。私は静かに、明確に、あまり語らずに働く」と反論した。

さらに、「私は演出や芝居はしない。他の者が存在感を求めている間に、私はすでに仕事をしている」と強調した。

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