
ダバオ市政府は、フランシスコ・バンゴイ国際空港(現ダバオ国際空港)周辺において、航空安全規則を厳守するよう市民に改めて呼びかけている。これは、安全かつ円滑な航空運航を確保するための措置である。
この呼びかけは、2020年に制定された条例第0419-20号および2007年の「ダバオ国際空港安全条例」に基づくものであり、とりわけ空港から半径8キロメートル以内、および滑走路23号・05号の飛行経路に沿った12キロメートル以内の範囲において、航空機の運航に支障をきたすおそれのある行為を禁止している。
具体的な禁止行為には、凧揚げ、風船、ドローン、ラジコン飛行機の飛行のほか、制限区域内での徘徊、(かごに入っていない)鳩の放鳥、ラジコンカーの使用、ポーターによる無許可の立ち入り、空港周辺での無許可の物品販売などが含まれる。
市内におけるドローンの飛行は、登録および特別な許可なしには禁止されている。たとえ許可を得ている場合であっても、飛行禁止区域、制限空域、または国家航空規制により指定された重要区域での飛行は禁止されている。
2020年制定の条例第0419-20号に違反した場合は、3,000ペソから5,000ペソの罰金に加え、機材の没収が科される可能性がある。また、2007年の空港安全条例に違反した場合には、1,000ペソから3,000ペソの罰金、または最長15日間の拘留が科されることがある。
市当局は、これらの規則が公共の安全および空港の円滑な運営にとって極めて重要であることを強調した。特にドローン利用者に対しては、空港周辺での飛行やその他の活動を行う前に関係当局に相談し、現地の法規を十分に理解するよう呼びかけている。