
ダバオ市イラン村沖で転覆した小型エンジン付きボートから、ダバオを拠点とするフィリピン沿岸警備隊 南東ミンダナオ管区(以下CGDSEM)が19人の乗客を無事救助した。
CGDSEMはボートがエンジントラブルにより転覆したと報告した。
この船は2025年3月22日にエンジン故障を起こし、漂流している間に強い潮流と高波に襲われ転覆、乗客が取り残される事態となった。
午前11時頃、沿岸警備隊イラン分署と巡視船BRPマラマウィが捜索救助作業を開始。 公共安全保障局、市災害リスク削減管理局、消防局、ダバオ特別部隊と連携し救助活動が行われた。
救助された乗客は、公共事業道路省のパナカン埠頭に搬送され、医療支援を受けた。
CGDSEMの広報担当官ウィンストン・ゴンザレス少尉は、GMAスーパーレディオ・ダバオの取材に対し、「このバンカはアイランドガーデン・シティオブ・サマル(以下Igacos)に向かっていたが、途中でエンジンが故障し、大波により転覆した」と説明した。
さらに調査の結果、この船はIgacosへの航行に必要な許可を取得していなかったことが判明した。
今回のようなケースもあるので、島へ行く際に利用するツアー会社や船は慎重に選んで頂きたい。