
2025年3月19日、ダバオ市で、国家捜査局 南東ミンダナオ地方事務所(以下NBI-SEMRO)によるおとり捜査の結果、2人の女性が逮捕された。
彼女たちは、偽の未開発地を販売していた疑いが持たれており、現在、即決審理手続きにかけられる予定である。容疑者らは、フィリピン刑法第315条に基づく詐欺の罪、および不動産業を規制する共和国法第9646号に違反した疑いで起訴される見通しだ。
3月19日、ダバオ市バハダにあるNBI-SEMROの事務所で行われた記者会見において、逮捕された人物がメディアに公開された。
NBI-SEMROのアーチー・アルバオ所長によると、容疑者らはFacebookを利用して偽の不動産情報を投稿し、虚偽の取引で購入希望者を騙していたという。
「彼女たちは仲介業者であり、Facebookに不動産情報を投稿していました、土地開発許可(LTS)を持たず、また公認不動産ブローカーとしての資格もフィリピン職業規制委員会から取得していません」とアルバオ所長は説明した。
この詐欺による被害額は100万ペソ以上にのぼるとされており、虚偽の「未開発地」として販売された土地の正規所有者も訴えを起こしている。
当局は、さらなる被害者がいる可能性があるとして、名乗り出るよう呼びかけている。容疑者らは現在もNBI-SEMROの拘束下にある。