
ダバオ地方サイバー犯罪対策課(以下RACU-Davao)は、2月の「ロマンス詐欺」対策を強化している。
RACU-Davaoの作戦・デジタル鑑識部門の責任者であるジョン・カール・ロザダ警部補は、ロマンス詐欺について次のように説明した。
「この詐欺は、詐欺師がソーシャルメディアや出会い系アプリ、メッセージアプリを利用し、相手を恋に落とさせ、信頼を得た上で金銭や個人情報を騙し取る手口です」 RACU-Davaoによると、毎年2月にはロマンス詐欺が増加する傾向があるそうだ。
その理由は、多くの人がバレンタインデー(2月14日)を前に出会いを求めているためだという。
2024年には2件のロマンス詐欺が報告され、複数の容疑者が訴追された。
ロマンス詐欺に関与した容疑者は、以下の罪に問われる可能性がある。
– 詐欺罪(エスタファ)
– 被害者とすでに恋愛関係にある場合は、2004年女性・子ども保護法(RA 9262)違反
– 性的な画像や動画のやり取りがあった場合、2009年反フォト・ビデオ盗撮法(RA 9995)違反
ロザダ警部補は、「バレンタインの季節には、甘い言葉を送ってくる知らない人を簡単に信用しないように」と注意を呼びかけた。また、被害に遭った場合は速やかに警察へ通報するよう促した。
過去の被害例として、ダバオの高齢女性が「外国人」と名乗るチャット相手に騙され、数千ペソを失った事件がある。 被害者は最初は疑っていたものの、詐欺師の巧みな話術に引き込まれ、信じてしまったそうだ。 当局は、バレンタインデーに向けた出会いを求める人々に対し、十分な警戒を呼びかけている。
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