フェルディナンド ・マルコス大統領(愛称:ボンボン)は、運輸省と財務省に対し、103キロのミンダナオ鉄道プロジェクト・フェーズ1を実施するための新たな資金源を探すよう命じた。マルコス大統領は、野心的なミンダナオ鉄道プロジェクトが資金不足のために停滞していると指摘した。
当初、このプロジェクトは中国の政府開発援助によって賄われる予定だったが、フィリピン政府は昨年末にODAの申請を取り下げた。ダバオデルノルテ州タグム市を起点にダバオ市を通過し、ダバオデルスル州ディゴス市を終点とする鉄道の第一段階には、約830億ペソの費用がかかる。
また、政府はダバオデルノルテに鉄道村を建設中で、これらの再定住地はまもなくプロジェクトの影響を受ける住民に引き渡される。これらの用地のひとつは、タグム市のタグンパイ鉄道村で、4.2ヘクタールの敷地に248戸の住宅が建設される予定である。
国土交通省はまた、鉄道プロジェクトにおいて道路使用権に関する苦情が28件集まっており、それらを調査することを約束している。様々な問題は重なりつつも、国土交通省タウンホール・ディスカッションで、ハイメ・バウティスタ運輸長官は、ミンダナオ鉄道プロジェクトは引き続き推進すると強く宣言した。
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