【News】ミンダナオ鉄道プロジェクト、中国との交渉失敗で資金提供を希望する他国に交渉

道路

ミンダナオ開発庁(MinDA)の関係者は、ミンダナオ鉄道プロジェクト(MRP)のタグム市-ダバオ市-ディゴス市区間(以下TDD)について、中国との交渉が不調に終わったことを受け、他国に提案すると発表した。

2023年9月22日、財務省から在マニラ中国大使館への書簡で伝えられたように、TDD区間への資金提供を希望する可能性のある他の国に提案するのは中国との交渉が失敗したからである。TDD区間は、国家経済開発庁(Neda)レベルで再評価が行われる予定である。カガヤンデオロからイリガン市までの区間については、アジア開発銀行が現在調査を行っている。

運輸省(DOTr)によると、MRP-TDDはタグム、ダバオデルノルテ、ディゴス市、ダバオデルスルからの所要時間を3.5時間から1.3時間に短縮することを目指している。MRP-TDDは鉄道プロジェクトの初期段階であり、輸送の迅速化だけでなく、乗客にとってより安全で便利で快適な移動を約束するものである。

路線には Tagum、Carmen、Panabo、Mudiang、Davao Terminal、Toril、Sta.CruzとDigosの8駅が設けられる。またタグムには10ヘクタールの車両基地が建設される。ディーゼル多連装置を備えた5両編成の旅客列車6本、機関車4両、貨車15両、予備車両3両が設置され、線路も徐々に増やす見込みである。

運輸省は、完成後のTDD区間の1日当たりの利用者数を13万4,060人と見込んでいる。同局の予測によると、2032年までに1日当たりの乗車人員は237,023人に増加し、2042年までに375,134人に達する見込みである。このプロジェクトがどこまで現実味を帯びて具体的に進んでくるか注目したい。

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