フィリピンの沿岸警備隊(PCG;Philippine Coast Guard)は、およそ6ヶ月のマラウィでの任務を終え、11月3日(金)の朝、マニラ港に帰着した。 雨が降っていたにもかかわらず、70人ほどの隊員がPCG北ミンダナオのパノピオキャプテン兼指揮官により執り行われた、“英雄の帰還式”に出席した。
PCGは、マラウィ合同部隊のラワ合同グループに属しており、マラウィ市内でのマウテ-ISISとの直接の闘争には関わらなかったが、ラナオ湖を通してのテロリストの逃亡や侵入を防ぐために、戦備を整えるという重要な任務に就いていた。 テロリストに続く者や同調する者が多く、マラウィ市内に侵入しようと試みたが、PCGの奮闘により、それを防ぐことができた。 また彼らは、マウテグループへの食料や武器の供給を絶つ任務も行っていた。
10月23日にフィリピン軍が戦闘活動を終了し、その2日後、PCG部隊はマラウィから引き上げる準備を始めた。 900人以上のテロリスト、165人の治安部隊、45人の市民が殺されたと同時に、40万人以上の住民が戦闘により立ち退きを余儀なくされた。
マニラ港に到着した部隊は、家族や恋人との再会に涙した。