ダバオ市警察(DCPO:Davao City Police Office)の新しい防犯プログラムがまもなくスタートする。「鉄の要塞作戦(Oplan Iron Fortress)」と名づけられたこのプログラムは、居住施設の安心、安全な環境作りの強化を目的とし、サブディビジョン(Subdivision)と呼ばれるような、ゲートで囲まれた高級住宅街や分譲住宅地などを対象としている。
警視正のタグム氏は、先週、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ・カルピオ市長に対し、住宅地における犯罪と戦うための新しい戦略を提案したと発表した。まだ、市長からの承認を受けていないが、市長の賛同を得ることができると確信しているとのことである。
このプログラムは、『行動喚起』『地域協力』『市民の意識向上キャンペーン』の3つアクションで構成されており、人々の防犯意識を育て、地域コミュニティの緊密化によって防犯効果を高めていく。警察は、住宅団体や商業施設の警備員を集め、各バランガイ長と一緒に支援要請を行っていくとのこと。
タグム氏は、「このプログラムの下で、バランガイ当局と地域の警備員が、より効果的な犯罪防止に向けて協力を行い、内部のセキュリティ監視を強化していく予定である」と述べている。