【News】ダバオ市でクリスマス開幕ー巨大クリスマスツリー点灯、祝祭の雰囲気を満喫

クリスマス

ダバオ市政府は、2025年11月27日にリサール公園で開催された「Dan-ag Davao ug Pag-abli sa Pasko(ダバオの光とクリスマス開幕セレモニー)」にて、高さ約9メートルの巨大クリスマスツリーを正式に点灯した。

今年の「パスコ・フィエスタ・サ・ダバオ(以下 パスコ・フィエスタ)」のテーマは「Paskong Dabawenyo, Paskong Pilipino(ダバオとフィリピンをつなぐクリスマス)」であり、パロル、トロトット、ニパハウスといったフィリピン式クリスマスを象徴するアイコンに着想を得ている。

会場ではジョナ・ソキーテ氏をはじめとする地元出身アーティストやバンドによる多様なパフォーマンスが披露され、イベントではパスコ・フィエスタのミュージックビデオも一般向けに公開された。

ダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長代行は、ダバオ市民が助け合いの精神と規律を重んじることで知られていると述べた。これらの価値観は、父であるロドリゴ・ドゥテルテ元大統領が市長を務めていた時代から市民に深く根付いていると付け加えた。

ドゥテルテ氏は、「私たちが常に重視しているのは平和です。その平和は、互いに助け合い、周囲の人々に目を配り、互いを尊重することから生まれます。すべてはそこから始まるのです」と述べた。

ドゥテルテ氏はまた、「ダバオ市民がこうした価値観を大切にし続ければ、市に大きな恩恵をもたらすだろう」と述べ、さらに、「将来この街で暮らす子どもたちが学び、自らの信念を実践できる環境を整えることが重要で、若者を教育することは大人の最優先課題であり、将来、彼らが現在の人々が直面しているような問題を経験せずに済むようにするためでもある」と語った。

一方、ロドリゴ・ドゥテルテ2世副市長代理は、「クリスマスはフィリピン人にとって一年で最も待ち望まれる時期であり、人々がより近しい関係を築く季節でもある」と述べた。また、「クリスマスの精神は、人々の心を癒し、争いではなく平和を、混乱ではなく安定を、憎しみではなく愛を選ぶ助けとなるべきだ」と語った。

さらに「貪欲さや利己心、その他の非人道的な行為を脇に置き、誰に対しても尊重、基本的な良識、そして人として当然受けるべき思いやりをもって接していきましょう」と呼びかけた。

なお、ダバオ市観光運営局(以下CTOO)によると、今年のパスコ・フィエスタの予算は4,400万ペソで、2024年の5,200万ペソから減額された。当初は3,200万ペソを申請していたが、1,200万ペソを追加して最終的に4,400万ペソとなった。これは前年より800万ペソ少ない。

CTOOは、予算削減により年末パーティーを含むいくつかのイベントが中止されることになると述べた。しかし、削減によって祝祭の雰囲気が損なわれることはなく、来場者が楽しめるイベントは依然として多数用意されていると強調した。

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