皆さんこんにちは!ダバオッチのミズキです。先日生活費の記事を公開したのですが、ほぼ毎食外食して、週1でちょっと高いところでご飯を食べているにもかかわらず、月の食費が13,590ペソ(大体3万円弱)という結果が出ました。……安すぎない????
この安さの裏には、平日のお昼に筆者が毎日通うダモサのフードコートの存在がありました。めちゃくちゃ安くて美味しいんです。しかし、このフードコートについて、5ヶ月通い詰めた筆者がなお克服できていないことがありました。
ビサヤ語での注文です。ということで、同僚に協力を仰ぎ、フードコートで使いそうなビサヤ語を教えてもらいました。ぜひ筆者と一緒に、ダバウェニョ(ダバオ市民)への第1歩を踏み出しましょう!
ビサヤ語の挨拶、便利なフレーズなどはこちらの記事から見ることができます。合わせてどうぞ!
ステップ1 席の確保
お昼時のフードコートは満席なこともしばしば。ちょうど席を離れる一団と入れ違いになれたらラッキーなのですが、そうもいかない場合は相席になるか、椅子のないテーブルを確保して、他のテーブルから椅子を拝借するのが一般的です。
では、こんな時に使えるフレーズは……?(ビサヤ語訳は複数人に聞いて、一番簡単そうなフレーズを選びました)
意味 | 読み方 | ビサヤ語 |
相席いいですか? | プウェデ マキシェア ウグ テーブル? | Pwede makishare ug table? |
(この椅子を)使ってもいいですか? | プウェデ マキリンコッド? | Pwede makilingkod? |
(この椅子を)使っている人はいますか? | ナアイ ナグリンコッド? | Naay nag-lingkod? |
席を確保したら、貴重品以外の荷物をテーブルに置き、「場所確保しました」と周囲に知らせると良いでしょう。筆者はいつも傘を置いています。
ステップ2 注文
そして早くも注文です。トレーを取って1品ずつ乗せていくスタイルと、大きめのお皿で完結させるスタイルがあります。どちらのスタイルかは、前に並ぶ人の動きを見て判断します。店員さんと目が合って、「Sir/Maam」と言ってもらえたら、自分の注文のターンです。この時までに、ある程度注文する料理の目星をつけておくとスムーズです。
ちなみに地元民は「ご飯、お肉、野菜、フルーツ、ソフドリ、無料のスープ」が定番セットらしく、ここから引き算して注文していることが多いように感じます。
それでは注文に必須の基本フレーズと、実際にダバオウェニョが使っている場面ごとのフレーズをそれぞれ見ていきましょう。
基本フレーズ
意味 | 読み方 | ビサヤ語 |
これは何ですか? | ウンサ ニ? | Unsa ni? |
これはいくらですか? | タグピラ ニ? | Tagpila ni? |
全部でいくらですか? | タグピラ タナン? | Tagpila tanan? |
ご飯1杯ください | イサ カ ライス | Isa ka rice. |
イートインです | ダイン イン | Dine in. |
テイクアウトです | テイク アウト | Take out. |
お代です | ナア ラ アコン バヤッド | Naa ra akong bayad. |
これが言えたらスムーズですし、勉強している感じがしますね。所々英語が入っているのがダバオ流です。
応用フレーズ
意味 | 読み方 | ビサヤ語 |
〇〇ありますか? | ナア モイ クアン 〇〇? | Naa moy kuan 〇〇? |
もらっていいですか? | プウェデ マンガヨ? | Pwede mangayo? |
まだ暖かいですか? | イニット パ? | Init pa? |
〇〇抜きって出来ますか? | プウェデ ディリ ラン ブトゥンガン ウグ クアン 〇〇? | Pwede dili lang butngan ug kuan 〇〇? |
ドリンクは何がありますか? | ウンサイ ドリンクス ナア? | Unsay drinks naa? |
これ私のじゃないです | ディ ニ マオ アコン オーダー | Di ni mao akong order. |
この料理/お肉何ですか? | ウンサ ニ ガ パグカルート/カルネ? | Unsa ni nga pagkaluto/karne? |
こうして見ると、「いいですか?」系はPwede(プウェデ)、「ありますか?」系はnaa(ナア)で話せそうです。プウェデとナアと英語とジェスチャーで結構いい線いけるのではないでしょうか。
お代は店員さんが英語で教えてくれるので、その通りに払いましょう。500ペソや1,000ペソ札はお釣りがないことが多いので、できれば100ペソ札や小銭あたりで揃えられると、会計がかなり助かります。お会計の前にお財布の中身を確認しておきましょう。
ステップ3 実食
注文が終わって、ご飯を入手したら、あとは食べるだけ。
しかし、もしトレーを使っていた場合は、速やかにすべてのお皿をおろしましょう。日本ではトレーというと、給食など、食べ終わるまで食器を置いておくことが多いと思うのですが、ここダバオでは違います。お客さんがすぐトレーを返却することを前提にしているので、ずっと乗せたままにしていると、次のお客さんに迷惑がかかってしまうのです。トレーを外してその辺にテーブルの端に置いておけば、スタッフの方が片付けてくれます。筆者は最初これに気づかず、しばらく申し訳ないことをしました……。
また、各お店のカウンターの端の方にはシーズニングもあるので、お好みでもらいましょう。カトラリーはスプーンとフォークです。まとめて置いてあります。日本食や韓国料理のお店ではお箸ももらえます。スプーンを右手、フォークを左手に持ち、スプーン兼ナイフみたいな使い方をして食べるのがフィリピンのお作法です。慣れると結構便利です。
ご飯を食べ終わったら、食器などはそのままにしておいて大丈夫。トレー同様、スタッフが速やかに回収してくれます。外食して自分で片付ける(ことができる)のは、フィリピンではたぶんスタバくらいです。
まとめ
地元民にとって欠かせない、「速い安い美味い」のフードコート。ここでの振る舞いを身に付けたら、ダバウェニョへ一歩近づいたと言ってもよいはずです。ナアとプウェデだけでも伝えられることはいろいろあります。積極的に使ってみましょう!
でも、そもそも何を注文すれば……?という心配がまた1つ出てきますよね。そのお悩みについては、近々フードコートで販売されている料理についての記事もアップされる予定なので、そちらもお楽しみに!