あと3日で2021年も終わりを迎える。そして、2021年のクリスマスは、ダバオ市を行き来する人も去年と比べて増えたという。ダバオ市陸上輸送ターミナル(DCOTT)によると、実に800本以上のバスがターミナルを毎日行き来したという。
DCOTTのAisa Usop所長は、「12月21日から1日に800本前後のバスが行き来している」と述べた。所長曰く、乗客数を最大数の50%に限定してバスを運営しており、バスのサイズにもよるが1台当たり30~35名しか乗車していないという。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、1日あたり400台のバスしか運行していなかった。しかし、現在は24時間体制で運行しているため、乗客数もかなり増えているという。新型コロナウイルスの感染が落ち着き、移動が厳しく制限されていた高齢者や子どもも自由に移動できるようになったことも要因であろう。
ダバオ市のバスターミナルから最も人気の目的地はダバオデオロ市とダバオオキシデンタル州のMalitaだという。ただし、ルソン行きのバスは現在ダバオ-Pasay間しか走っておらず、それ以外のビサヤ地方行きのバスはすべてキャンセルとなっている。
DCOTTは、新年も同じ数のバスが運行するのではないかと予想している。Usop所長は、800本は少なくとも走るのではないかと予想している。さらに、職員が足りなくなると見込んで、同所では新しい職員の募集もおこなっているという。
クリスマスで人出が増えたことはとてもうれしいことだ。しかしながら、オミクロン株の感染の懸念も残っているため、DCOTTは乗客に基本的な感染対策への協力を呼び掛けている。