7月9日、ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、セブにある州議事堂を訪れ、Gwendolyn Garcia州知事と面会し、その場では大統領選に関する話も出た。サラ市長の次期大統領選への出馬を望む声が上がっているが、同氏は調査の結果を踏まえて決定を出そうとしているようだ。
2022年の選挙に関する具体的言及はなく、セブを訪れた主な理由が大統領選に出馬することではないものの、セブの人たちの中でサラ氏を後押しする人が増えていることを受け、同氏および政党員が「状況を細かく調べるため」に訪れたとサラ市長は述べた。そして、その後7月12日には、次の選挙に出馬できるかは、国民の意見が指標となるとコメントした。サラ氏は、「友人や味方となる人にだけ話せば、それはサラ、出馬するんだ、という話になります。私の友人ですから。大事なことは、自分の友人ではない人の意見を聞き、何を思うかを伺うことです」と語った。
また、これまでの調査で首位に立ってきたが、サラ市長はこれらの調査を信じていないと認めた。そして、調査は科学的なものではなく、地方で大勢が認知していることこそ良い指標だと述べた。
また、サラ市長の両親も既に2022年の政治活動計画について話し合っていることも語られた。これまで多くのメディアでサラ市長の大統領選出馬について語ってきた現大統領であるドゥテルテ氏は、娘であるサラ市長の出馬を応援する立場となったのだろうか?
当初、出馬を頑なに拒んできたサラ市長であったが、2022年の大統領選に出馬する前向きな姿勢がかなり伺えるようになった。今後の動向に注目したい。