2021年6月15日(火)、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、新型コロナウィルス第二波の拡大の影響で6月5日(土)から20日(日)まで、ダバオ市を上から2番目の隔離封鎖措置(MECQ)と規定していたが、この措置を6月30日(水)まで延長することを決定した。
また、ダバオ地方ではダバオ市のお隣ダバオデルノーテ州を4段階中最もリスクが低いMGCQから一段階引き上げ、同様に6月30日(水)まで一般コミュニティ隔離措置(GCQ)に規定することも決定し、ダバオデルスル州ディゴス市も同様にGCQとした。
上記以外のダバオ地方については、ダバオデオロ州、ダバオオリエンタル州、ダバオデルスル州、ダバオオキシデンタル州が今月末まで引き続き警戒レベルが最も低いMGCQと定められたが、ダバオオリエンタル州では観光業の営業停止を検討するなど、第二波への警戒が高まっている。
一方、新型コロナウィルス第二波はダバオ地方以外にも広がりを見せており、ミンダナオ島ではザンボアンガ市やザンボアンガデルスル州、ザンボアンガデルノーテ州、カガヤンデオロ市や北ミンダナオ州、ブトゥアン市はアグサンデルスル州、ディナガット島やスリガオデルスル州なども上から2番目の隔離封鎖措置(MECQ)と規定された。
その他、北ミンダナオ州のイリガン市や、ジェネラルサントス市、スルタンクダラット、サランガニ、コタバトやソクサージェン、ラナオデルスル州、コタバト市、BARMM地域なども一般コミュニティ隔離措置(GCQ)に規定されるなど、ミンダナオ島の各地域で隔離封鎖措置が引き上げられている。