【News】サラ市長が7月以降に最も厳しい隔離措置(ECQ)導入の可能性について言及

サラ・ドゥテルテ市長

2021年6月21日(月)、フィリピン政府は大統領府報道機関の情報サイトに新型コロナウィルス感染者が急増しているダバオ市の状況について、サラ・ドゥテルテ市長が、現時点ではダバオ市として4段階中最も厳しい隔離封鎖措置(ECQ)を7月から導入する議論はしていないというコメントを掲載した。

ダバオ市は6月に入り新型コロナウィルス感染者が急増しており、フィリピン政府の方針に従い、6月5日から6月30日まで4段階中上から2番目の隔離封鎖措置(MECQ)を導入している。フィリピン大学の調査研究チームは国内の新型コロナウィルスに関する報告をまとめ、ダバオ市を最も厳しい隔離封鎖措置(ECQ)に引き上げることを勧告している。

サラ・ドゥテルテ市長は、フィリピン大学の調査研究チームの報告について、政府機関の正式な報告ではないとし、ダバオ市の隔離封鎖措置に関しては省庁間タスクフォース(IATF)が勧告し、大統領が承認したものに従うとして同大学の報告はあくまでも民間のものであることを強調した。

各地域の隔離封鎖措置については、省庁間タスクフォース(IATF)が勧告することもあれば、地方自治体の首長がIATFに隔離封鎖措置の変更を要望することもある。現在ダバオ市で実施されているMECQは、サラ市長がIATFにGCQからMECQへ引き上げるよう要請し実施されたものである。

サラ市長は、ダバオ市における7月以降の隔離封鎖措置について、MECQを延長するのか、最も厳しい隔離封鎖措置(ECQ)に引き上げるられるのかは、省庁間タスクフォース(IATF)の勧告を待つだけであるとコメントし、地方自治体としての要請に対するコメントは控えた。