【News】クリスマスといえば「ハム」、ダバオ産のハムを紹介

マグロの炙り

12月25日、フィリピンでもクリスマスを迎えた。クリスマスのボーナスや13日の給料を貰ったら、ノチャブエナ(Noche Buena)のために食料を買い出すのがフィリピン人の習慣だ。12月25日のクリスマスの日を、家族で集まってご飯を食べ、深夜まで過ごすのが文化となっている。そこで付き物になってくるのが「ハム」である。今回は、ダバオのハムについて紹介したい。

フィリピンには国内で有名なブランドもあるが、ここダバオにも地産地消の美味しいハムがある。その品質や味も、国内の有名ブランドのものに引けを取らない。ここでは2つのダバオ産のハムについて紹介しようと思う。

「Papat’s Foods」は、ベーコンやチョリソーなどの精肉品を製造しているよく知られた会社だ。ハムの販売は2003年12月に開始し、甘味としょっぱさのバランスが絶妙な味が特長だ。この工夫には、「家族全員に楽しんでほしい」という願いが込められているという。現在は数多くのバリエーションをもつハムを製造しており、それらは消費者の健康や予算に基づいて決められているそうだ。

次に紹介するのは「CK’s Kitchen Counter」である。ここの店主はMarilogにあるMontenawin Resort and Restaurantの運営や、Cakevolutionというケーキのデコレーションビジネスも手がけている。しかし、コロナ禍に入ってから仕事が激減したため、店主は今年のクリスマスに向けてハムを売っていくことにしたという。この店のハムの特徴は、20ほどの成分を揉み込み、長時間かけて製造することにある。そして、どのような調理法にも合うのが特長だ。

どちらのハムも、コロナ禍にもかかわらず売上は好調だ。Papat’s Foodsの店主曰く、コロナ禍でもクリスマスを祝いたい人がいることや、 アフリカ豚コレラ (ASF)の影響で地産外の豚肉製品を販売できない状況が、この要因につながったという。

大変な一年だったが、美味しい食事で素敵なクリスマスを過ごすことができれば良いと思う。読者の皆様も、素敵なクリスマスをお過ごしください。