【News】アジアで流行中のアフリカ豚コレラ、ダバオ市では確認されず

農業省(Department of Agriculture:以下DOA)ダバオ疾病監視ユニット主任Armie Capuyan氏は、ダバオ市では、アフリカ豚コレラの感染は確認されていないと報告した。

アフリカ豚コレラは、イノシシや豚にのみ感染する伝染病だ。致死率が高く、一度発生すると畜産業に大きなダメージを与える。アジアで流行しており、フィリピンでは今年7月に発生が確認された(日本農林水産省HPより)。

Capuyan氏は、国境地域の監視を強化し、外来生物の侵入を防ぐため、各自治体の事務所(local government units:以下LGUs)と調整を続けていると発表した。DOAとLGUsは協力して、動物由来感染症対策の対策部隊を設立するという。

同氏は、市民に対し、食肉を購入する際は、国から認定を受けた地元の食肉加工場で生産された食肉を選ぶことを促した。LGUsは現在、外国からの食肉加工品の輸入を禁止する決議の採択を進めており、アフリカ豚コレラを水際で防止しようとしている。

一方、ダバオ市保健局(CHO)のJosephine Villafuerte氏は、アフリカ豚コレラの伝染を完全に防止した事例は、これまで確認されていないと述べた。豚コレラウイルスは、感染した豚の体液を通じて感染が広がり、人間もウイルスの運び手となる可能性がある。さらにVillafuerte氏は、感染した豚に接触した可能性のある飼料を、豚に与えないよう注意を促した。

ダバオ市は、アフリカ豚コレラへの監視を強めているが、現時点での感染は確認されていない。しかしながら、市民に対して地元の食肉の購入を訴え、人々の食の安全の確保に努めている。