このたび、市長令62および63が出された。これにより、17日火曜日午前5時から外出制限がより厳しくなることとなった。さらに、FMパスの使用も再開される。さらに、ダバオ市の往来について規制する市長令63については、18日から発令となる。この記事では、市長令に伴うダバオ市の規制についてお伝えしていきたいと思う。
市長令62では、主に外出制限について記述されている。ここで許可されている外出は、食料や薬の購入、医療サービス、健康福祉、金銭、仕事などと規定されている。また、娯楽や余暇活動、ギャンブルなどの不要な外出は禁止されている。
さらに、それぞれの外出に際し、必要となる書類が規定されている。この中で特に注意しておきたいのは「食料品・医薬品パス(FMパス)」についてだろう。食料や薬を買いに行く場合、このFMパスを携行する必要がある。FMパスには2人の名前を記載でき、そのうち1人だけが決まった時間に買い物に行ける。また、FMパスの最後の数字が奇数(1, 3, 5, 7, 9)である人は、月・水・金曜日に買い物に行ける。一方、FMパスの最後の数字が偶数(2, 4, 6, 8, 0)である人は、火・木・土曜日に買い物に行ける。時間は午前5時から午後7時までである。また、FMパスは日曜日に使用できない。その他の外出で必要になる書類については、ダバオ市のFacebookページで確認してほしい。
https://www.facebook.com/davaocitygov
市長令63では、ダバオ市を往来する人々に対して求める書類や条件などについて記述されている。これについては、これまでに求められていた24~48時間以内のPCRテストの陰性結果などに加え、到着の5日前までにダバオ市から旅行許可を取るため、専用サイトから登録する必要がある(公共交通機関:https://forms.gle/FLHJBJWYDr6YNkxQ8、個人の公共機関:https://forms.gle/Xw96TMv3KwHZrNuf6)。これについては、前回の記事(
【News】フィリピン航空国内線、いくつかのダバオ発着便を今月から再開 )を参照してほしい。
ダバオ市でも新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ついに外出禁止令の厳格化にまで至った。新規感染者数を減少に転じさせるためにも、一人ひとりができる感染防止対策を取って乗り越えていければと思う。