【News】チェックポイントの検査が厳格化、その背景とは?

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ダバオ市では新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大が著しい状況が続いており、不要な外出は市長令によって許可されていない。しかし、市内のMarilog地区やBukidnon-Davao Road (Buda)のチェックポイントには車両の長い列ができているそうだ。なぜ長蛇の列ができているのだろうか?

Marilog警察署長のフィリップ・デイブ・ウディン氏は、すべての市民は市長令により不要な外出を控えるように指示されており、余暇のための外出などはもちろん許可されていないと語った。そして、必須となる外出として、食料や薬、日用品の購入、一般的なサービスを受けることが挙げられ、これらはチェックポイントで許可されていると語った。

さて、この長蛇の列ができている理由について触れていこう。多くの人が外出を始めたのは今年7月になってからだという。ダバオ市の隔離レベルが、緩和された一般コミュニティ防疫(MGCQ)に下げられてから、週末に外出する人が増えたという。出かける人たちが向かうのはMarilog地区やBudaである。標高が高く、バギオ市と比べ涼しい場所であり、ダバオ市民が余暇を過ごすのに人気がある街だ。

ウディン氏によると、これらの街に行くチェックポイントの検査を厳しくしたのは、先週のことだという。現在は、運転手一人ひとりに外出の目的を聞いているそうだ。そして同氏は、もし車内に未成年者もしくは65才以上の高齢者がいた場合、外出を許可していないと語った。

同氏によると、11月7日土曜日の1日だけで、約50台の車両の通行を許可しなかったそうだ。それらの多くは、車内に未成年や65才以上の高齢者がいたり、バイクでツーリングを行う団体であったりしたという。また、旅行者の多くはダバオ市民だったそうだ。

Covid-19の感染拡大を防ぐためには、人の動きを抑えることが重要である。実際、日本でもGO TOトラベルが開始してから、各地方において感染が拡大してきている。ダバオ市でも市長令に従い、一人ひとりが移動する機会を減らすことが求められるだろう。さらに、出かける際には、マスクやフェイスシールドの着用、手洗いの慣行、2メートルのソーシャルディスタンスを確保などの感染防止対策を徹底していきたい。