11月7日(土)、ナショナルフラッグキャリアのフィリピン航空はフィリピン国内における新型コロナウィルス感染拡大の影響で3月より運航を停止していたいくつかのダバオ発着国内便を今月から再開あるいは再開している国内線を増便させると発表した。
同社のウェブサイトによると、ダバオ発着で再開させる国内線は、ダバオ発のボホール島タグビララン着及びダバオ発のパナイ島イロイロ着便である。前者は週2便で金曜日と日曜日に、後者は週1便で金曜日にぞれぞれ11月27日(金)から運航を再開するスケジュールだという。
現在、フィリピン航空のダバオ発着便は、マニラ便が週8便(土曜日が一日2便、その他の日が毎日運航)、クラーク便が週1便(金曜日)、セブ便が同じく週1便(火曜日)となっている。同社のダバオ発着国際線に至っては、パンデミック以降、再開の目途がたっていない。
フィリピン航空では、新型コロナウィルス感染防止対策として、全ての乗客に対して国際線及び国内線問わず、マスクの使用、フェイスシールドの使用、検温、ソーシャルディスタンスを求めている。さらに、11月10日(火)から国際線を利用する乗客に対して、出発の5日前までに健康に関するWEB問診票の提出を求めることを開始した。
また、ダバオに到着する全ての乗客は、空港の検疫所で出発の72時間前までに発行されたPCR検査の陰性証明提出が必要になる他、証明書がない場合は、到着時に検査を受けて結果が陰性だと証明されるまで48時間、指定の待機所で隔離される。また、11月23日からダバオに入境する全ての人は市が提供する新型コロナウィルス追跡システム(DQR)をインストールしなければならない。