18日(金)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、今年のUNDAS(死者をたたえるためのお墓参り)時期は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、市内の全ての墓地を10月29日から11月4日まで閉鎖する方針であることを明かした。
同市長は、全ての墓地閉鎖を決定するにあたり、新型コロナウィルス感染拡大防止を目的とした省庁間タスクフォース(IATF)の勧告に従い、お墓参りの祝日時期は墓地に人が多く集まるのを避けるために、市長令を発行して強制力の伴う処置で対応するという。
省庁間タスクフォース(IATF)のガイドラインによると、緩和された一般コミュニティ防疫(MGCQ)下においては、墓地は収容人数の30%以内であれば運営が可能である。そのため、サラ市長は、お墓参りに行く予定がある市民は墓地が閉鎖されない10月29日~11月4日を避けて前後の日程で分散して行くよう市民に呼び掛けた。
ダバオ市は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、今年いっぱい全ての大規模行事を中止、あるいは最低限の規模で実施することを決定している。そのため、市民が多く集まるようなイベントや行事なども開催を制限していることもあり、今回の措置もその延長線上にあるものと考えられる。