7月28日早朝、南アグサン州でマグニチュード5.8の地震が発生した。これにより同州タラコゴン地区の家が一軒倒壊し、またショッピングモールでは天井が崩れるなどの被害が出ている。
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は地震速報で午前1時32分に発生した地震がマグニチュード5.8であったと発表した。
同所の報告によると、震源地は南スリガオ州のバヤバス沿岸から30 km以上離れた太平洋上と記録されている。現在、被害を受けたショッピングセンター『ガイサノ・グランドモール』では訪問客の入店が禁止されている。
ソーシャルメディアに投稿された写真によると、建物の2階にあるショッピングモールの天井が損傷しており、食料品などが棚からおちて散乱した。同モールは、ダバオ市から派遣されるエンジニアの安全監査が終了するまで閉鎖されるという。幸い地震による死傷者はでていない。
ミンダナオ島では、昨年10月の大型地震で数十人が死亡。また12月15日に起きたマグニチュード6.8の地震でも、10名以上の死者が出ている。また5月末から7月にかけてミンダナオ島でマグニチュード4.0以上の地震が頻繁に発生しており、フィリピン火山地震研究所やフィリピン国家地震局も注意を促している。