ミンダナオ開発局(以下、MinDA)は、COVID-19に関するタスクフォースに対し、オートバイに乗る人々への防護バリアが「非現実的で、高価で、抑圧的で、差別的」であり、一時停止を願い出る要請を出した。
2人乗りオートバイの防護シールド装着についてMinDAは、「オートバイのライダーを伝染病の伝染から保護するという意図された目的を果たさない」との見解を示している。主な理由として、防護シールドを装着することにより、反対車線を走るトラックなどの大型車両によって引き起こされる強い突風が、バイクのバランスを崩し、事故につながる恐れがあり、自動車事故件数の増加につながる可能性を指摘している。
また、オートバイの2人乗りにのみ焦点が当てられているが、例えば同じように2人乗りで移動する自家用車などの場合は、窓を閉め切った密室で2人が移動していることとなり、新型コロナウィルス感染リスクという面で見れば、四輪車両での移動も、十分に大きなリスクをはらんでいるというのも理由として挙げられている。
ダバオ市では、独自の人々の移動について、日々ルールが変更されており、混乱が続いているが、できる限りダバオッチでは読者の皆様に最新情報の提供を行うため、こまめにウェブサイトをチェックしていただきたい。