ダバオ市環境委員会に所属する市議会議員のDiosdado Mahipus Jr.氏は、彼が推進する使い捨てプラスチック禁止条例案の議会通過に自信を見せた。Mahipus氏は現在、条例が実現可能かどうかを精査するため、環境委員会の監督下で調査を行っていると報告したほか、環境委員会が使い捨て用途以外のプラスチック製品の禁止条例の策定も検討しているとも述べた。
環境天然資源省(CENRO)の以前の報告書では、ダバオ市では毎日平均で1,012トンの廃棄物が発生しているが、実際に収集されるのはわずか29%だという。ダバオ市では、大量のゴミの排水溝閉鎖に起因した排水機能の低下が洪水を引き起こし、大きな問題となっている。プラスチックの使用を段階的に禁止することによって、排水溝の詰まりの原因が取り除かれ、洪水の原因を根本から解決することができるだろう。また、こうした環境問題の原因を解決することで、それまで都市機能の修繕に充てられていた費用を他のプロジェクトに配分することができる。
しかしながら、環境委員会はプラスチック製品が生活に不可欠な存在であることも認めており、Mahipus氏が明らかにした目標もプラスチック製品の全面禁止ではなく、より現実的な条例の実現だ。