ミンダナオ開発庁(Mindanao Development Authority:以下MINDA)のJoan Barrera氏は記者インタビューの際、官民連携下で開発される農業経済特区(agri-economic zones:以下AEZ)のパイロット地域を特定したと発表。
地域はそれぞれAgusan del Sur、Maguindanao、Lanao del Sur、Basilan、Zamboanga del Sur、Zamboanga del Norte、Zamboanga Sibugayの7つである。また、MINDAは本プロジェクトの概念的枠組みを完成し、パートナーシップに向けてより多くの投資家の確保を試みているそうだ。
Barrera氏によれば、AEZには農家・市場間の道路などのインフラ設備を提供することで民間セクターを支援する農産物取引センターが設けられるとのこと。なお、AEZ内で栽培される農産物は特定されているものの、栽培する作物の種類は制限しないと述べている。
農業経済特区は農家や農業従事者に対してより多くの機会を与える可能性を秘めており、その見返りとしてミンダナオの経済をグッと後押ししてくれるだろう。