近年、世界のテレビニュースなどでも度々話題となっている無人偵察機「ドローン」。ここダバオでも、ドローンを所有している人を見かけることが多くなってきた。
しかしダバオ市政はこのドローン人気に関して、ドローンがもたらす可能性のあるセキュリティに対する脅威について懸念している。
ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ氏は、ドローンが武器として使用される可能性について言及し、ダバオ市の安全神話を守るためにも、市内でのドローンの使用に対する条例を起草する必要があると市議会に要請した。これを受け、今月中には新たな条例についての審議が開始される見通しだ。
世界的にビジネスの場でも使用されているドローンだが、セキュリティやプライバシー、航空交通の側面などから考えると、その使用にはある一定の規制も必要となってくるだろう。サラ市長は、市長としてダバオ市の安全をまず第一に考え優先することは、市政府が継続的に行うべき努力のひとつであるとも語っている。