【ニュース】 民間組織、脊椎側弯症の大規模スクリーニングを要請

民間組織 「脊椎側弯症フィリピン」 の創設者であるアマンダ・ボニフェ・キアンコ氏は、できるだけ早く脊椎側弯症患者を特定するために大規模なスクリーニングを実施するよう活動を進めているという。

側弯とは、脊椎(背骨)が側方に湾曲する病気で、時に脊柱全体が側方に弯曲しながら捻れることもある。側方に湾曲するだけでなく、椎体自体がねじれながら湾曲するため、肋骨の変形や後方への張り出し、背中が出っ張るなど容姿にも影響する。それらの体や姿勢の変形により、差別の対象になったり、劣等感や心に影響を与える場合も多い。

同団体はフィリピン国内で様々な活動を通じて、脊椎側弯症の疾患に対する意識、知識の向上を推進している。7月26日の記者会見では、の全人口の3%が脊椎疾患にかかっているデータがあり、ミンダナオ地域で72万人の脊椎側弯症患者が、手術を受ける必要があることを明らかにしているが、80%以上の症例で原因が不明とされていて、特に思春期の女子に好発することが分かっている。

キアンコ氏は、提携するダンカン・ツリー財団と協力して、国内の脊柱側弯症患者の治療を行っており、2014年以来、31件の側弯症の無料手術を実施してきた。患者は外見的な要因から社会的に差別されていることも多いため、脊柱側弯症の患者のケアには心療も必要であると訴えている。

世間一般への認知度が高くないものの、多くの人が悩まされている脊椎側弯症のような患者のケアが適切に行われ、少しでもこのような症状で苦しむ人々がフィリピンから減ることを願いたい。