フィリピンワシ財団(以下PEF)は、フィリピンワシのヒナが生後17日目の2024年11月29日にダバオ市の国立鳥類繁殖保護区(NBBS)で死亡したと発表した。
PEFによると、ヒナは最初は正常な行動を見せていたが、11月26日に呼吸困難を発症。酸素療法や体液吸引を含む緊急介入が行われたが、状態は悪化し、蘇生措置も効果がなかった。 「私たちはこの経験から学び、フィリピンワシの生存を確保するための取り組みを続けていきます」とPEFは述べている。
バヤニ・ヴァンデンブルック博士は、剖検の結果、卵黄嚢の滞留(卵黄嚢炎)とその合併症がヒナの死因であることが判明したと説明した。また、ヒナの体重が年齢に対して低かったことも指摘している。 PEFの繁殖チームはこれまでに数多くのヒナを孵化させたが、卵黄嚢滞留が発生したのは今回が初めてのケースであった。
この状態は通常、感染症や他の原因に関連するとされている。厳格な衛生管理を遵守していたにもかかわらず、予期しない問題が発生してしまい、チームは現在、飼育方法の改善点を調査することに集中している。 NBBSの施設マネージャーであるドミンゴ・タデナ氏は、この損失を後退と見なす一方で、チームが今後のケア実践を向上させるために学ぶ機会だと強調した。
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