数ヶ月にわたる捜索の末、物議を醸していた「キリストの王国」(KOJC)の指導者、アポロ・キボロイ牧師が逮捕されたと、内務自治省長官のベンハー・アバロス氏が2024年9月8日(日)に発表した。 ダバオ地方警察局長のニコラス・トーレ准将は、キボロイがすでに警察の拘束下にあることを確認したが、詳細については述べていない。
「C-130機がダバオ地方に着陸するのを目撃し、その後、格納庫から空港内へ向かうために9台の車両を出動させるよう指示された。航空保安グループが案内し、それから飛行機で連れて行かれた。その車両の一団にキボロイ氏が乗っていただろう」とキボロイ氏は述べた。その後キボロイ氏はマニラへ連れていかれたという。
加えて、キボロイ氏がKOJCの敷地内に隠れていたという考えが正しかったとトーレ氏は述べている。 ダバオ警察は8月24日から、キボロイ氏を逮捕するために、ダバオ市ブハンギンにある30ヘクタールのKOJC中央敷地内を捜索し始めた。キボロイ氏には人身売買や児童・性的虐待の容疑で逮捕状が出されており、その他の5名のKOJC指導者も同様の容疑で指名手配されている。
上院議員のリサ・ホンティベロス氏は、キボロイの逮捕に称賛の意を表し、 「アポロ・キボロイ、あなたは法の裁きを逃れることはできません。被害者・生存者たちが勇気をもって真実を語ったおかげで、正義が手の届くところにあります」と述べた。 ホンティベロス氏は、上院女性・子ども・家族関係・ジェンダー平等委員会の委員長であり、キボロイやKOJCの他の幹部によるとされる犯罪行為、特に身体的および性的虐待に関する調査を行っている。また、複数の元KOJCメンバーが委員会の調査に参加し、キボロイや他の幹部から受けた苦痛について証言した。ここ数週間世間を騒がしていたキボロイ氏がようやく逮捕されたが詳しい内容は明らかになっていない。今後も情報を追う。
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